世界三大スポーツとは、世界200ヶ国もの国々で放送され40億人を超える人々が視聴する非常に規模の大きな大会です。
世界三大スポーツという言葉を聞いたことのある人は一定数存在しますが、どのイベントが世界三大スポーツに該当するのかを知る人はそれほど多くないと思います。
そこでこの記事では、世界三大スポーツの概要を、ラグビーファン歴10年の私が解説します。
具体的には次の順番で説明していきます。
世界三大スポーツイベントは何がある?
- サッカーワールドカップ
- オリンピック
- ラグビーワールドカップ
- ツールドフランスという説もある?
- 日本の三大スポーツ
2分ほどで読むことが出来て、世界三大スポーツの疑問が解消できますのでぜひご一読ください。
世界三大スポーツイベントは何がある?
世界三大スポーツイベントは、次の3つです。
- サッカーW杯
- オリンピック
- ラグビーW杯
いずれも4年に一度開催されるイベントで、2020年の今年は日本で夏季オリンピックが開催予定でしたが、コロナウイルスの影響で2021年に延期となりました。
世界三大スポーツイベントにはツールドフランスが該当するという声もあり、ラグビーワールドカップとツールドフランスのどちらが世界三大スポーツイベントにふさわしいのかという議論がしばしば起こります。
サッカーW杯
サッカーワールドカップは、1930年に初めて開催されたFIFA主催のイベントです。1930年に初めて開催されてから4年に一度おこなわれ、2018年のロシア大会まで21回開催されています。ロシア大会の優勝チームは、フランス代表です。
サッカーワールドカップは1ヵ月にわたっておこなわれ、300万人もの人々が観戦に訪れます。ワールドカップ参加チームは賞金が獲得でき、賞金総額は約450億にのぼり優勝チームには約40億もの賞金が支払われる一大イベントです。
日本代表はワールドカップに6回出場しており、最高成績はベスト16となっています。
オリンピック
オリンピックは、1896年に初めて開催されたイベントです。オリンピックは夏季と冬季に開催され、夏季オリンピックの初開催が1896年で冬季オリンピックは1924年に初めておこなわれました。
4年に一度開催されるようになったのは1994年からで、夏季オリンピックが4で割れる年におこなわれ冬季オリンピックは4で割って2余る年(サッカーワールドカップと同年)におこなわれる形です。
オリンピックのスポーツは、陸上競技をはじめ競泳・体操・レスリング・射撃など、男子の競技は75ヶ国以上でおこなわれるスポーツ・女子の競技は40ヶ国以上の国でおこなわれるスポーツが競技となっています。冬季オリンピックの競技は、25ヶ国以上の国でおこなわれるスポーツが基準です。
ラグビーW杯
ラグビーワールドカップは、1987年に初めて開催されたWorld Rugby主催のイベントです。1987年の初開催から9度開催されています。ラグビーワールドカップも4年に一度おこなわれ、最新の大会は2019年の日本大会です。
ラグビーワールドカップは1ヶ月半にわたっておこなわれ、200万人近い人々が観戦に訪れる一大イベントで40億人もの人が視聴するといわれています。
大会の最多優勝チームは、3度の優勝に輝いたニュージーランド代表・オールブラックスと南アフリカ代表・スプリングボクスの2チームです。
日本代表の戦績は、2015年大会までプール戦敗退どまりでしたが、2015年に南アフリカ代表を下し3勝する好成績を残し世界に衝撃を与え、2019年の自国開催ではワールドカップ直前まで世界ランキング1位を誇ったアイルランド代表を倒すなど全勝でプール戦を突破し、初のベスト8に進出しています。
⇒【比較】ラグビーの競技人口を他スポーツを比べてみた!W杯は増加につながったのか
ツールドフランスという説もある
世界三大スポーツイベントのひとつに、ツールドフランスが入るという説もあります。
ツールドフランスは、1903年に初めて開催された毎年7月にフランスと周辺の国々でおこなわれるイベントです。23日間にわたっておこなわれる自転車レースで、参加者は約3300kmの道のりを走ります。
ツールドフランスは190ヶ国もの国々で中継され、35億人が視聴するといわれる一大イベントです。ツールドフランスもラグビーワールドカップやサッカーワールドカップ、オリンピックに匹敵する経済効果や観客動員数を誇るイベントのため、世界三大スポーツイベントを明確に決定するのは難しいと考えられます。
日本三大スポーツは?
日本三大スポーツは明言されていませんが、次の3つが該当すると考えられます。
- 野球
- サッカー
- 相撲
野球は日本のプロスポーツで最も観客動員数が多く、セリーグ・パリーグの平均観客動員数は1試合約3万人です。サッカーのJ1も2019年には観客動員数が2万人を突破し、観客動員が増加しています。
野球はプロスポーツとしてだけでなく、高校野球などのアマチュアレベルも非常に人気が高く、毎年開催される全国高校野球大会は、試合会場にちなんで甲子園大会と呼ばれる一大イベントです。
相撲は日本の国技で、神話の時代から続く歴史ある神事が江戸時代に興行として広まり大正時代に現在の大相撲の形になりました。
観客動員数や歴史から考えると上記の3スポーツがあてはまると思われますが、近年の日本スポーツは多様化しており、三大スポーツを定義づけるのは難しいです。
まとめ
世界三大スポーツは、サッカーワールドカップ・オリンピック・ラグビーワールドカップの3つです。世界三大スポーツイベントはいずれも4年に一度開催され30億人を超える人々が視聴する世界中を熱狂させる大会で大きな経済効果をもたらします。
ツールドフランスもワールドカップやオリンピックに匹敵する影響力をもち、世界三大スポーツイベントの定義付けには議論がつきません。
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