「簡単なルールはいくつか覚えたけど、まだまだ知らないことがたくさんある」
「最低限試合を楽しむために覚えておくといいルールを知りたい」
ルールが難しいスポーツと言われるラグビーでは反則一つとってもたくさんの種類があるため、すべてを覚えようとするのは大変です。
そのため試合でよく耳にするものから順に、少しずつ覚えていくのが挫折しないおすすめの方法と言えます。
そこで今回記事では、ラグビーのルールの中から試合でもよく耳にする反則の一つである「ノットリリースザボール」について、
- 具体的な反則内容
- 起こりやすい場面
- レフリーのジェスチャー
- 似たような反則との違い
など、様々な角度からわかりやすく解説していきます。
ノットリリースザボールとは?
ディフェンスのタックルを受けて倒された時に起こる反則で、倒された選手が手に持っているボールを離さない反則のことを言います。
タックルで倒されるとなぜボールを持っていてはいけないのかというと、
「ラグビーはしっかり立ってプレーをしましょう!」
「寝転がった状態でプレーをしてはいけません!」
という決まりがあるからです。
そのため、寝た状態の選手はいつまでもボールを持っていてはダメで、すぐに離さなければ反則となってしまいます。
どんなペナルティがある?
反則を取られると相手チームにペナルティキックが与えられます。
ペナルティキックを獲得した相手チームは、キックで陣地を広げたり、直接ゴールを狙ったりできるため有利に試合運びを進めることができます。
ノットリリースザボールが起こりやすい場面
「倒れたらすぐにボールを離す」
たったこれだけの簡単なルールであるにも関わらず、反則が起こってしまうのはなぜなのでしょう?
その理由のひとつに、「敵にボールを奪われる危険がある」という点が挙げられます。
例えばタックル成立後に味方がすぐに助けに来れない場合、すぐにボールを離してしまうとディフェンス側にボールを奪われてしまいます。
そうなると攻守が入れ替わって反撃を受けることになり一気にピンチになってしまうため、味方が来るまでは何とかボールをキープしようとして、結果的に反則を取られてしまうことが多くなるというわけです。
ラック成立前にディフェンスがボールを奪い取る「ジャッカル」というプレーのなかで起こりやすいのが特徴です。
こちらの動画(12秒からの場面)にジャッカルからノットリリースザボールに持ち込むプレーがあり、非常にわかりやすいので参考にご覧ください。
審判のジェスチャー
ジェスチャーに関してはこちらの動画(5分42秒から)を見るとわかりやすいです。
ノットロールアウェイとの違いは?
ノットロールアウェイもタックル成立後に起こる反則ですが、こちらはタックルをした選手が倒れた選手から離れずにボールを出すのを邪魔する反則です。
タックル成立後に起こる反則のため、よく似ていますが間違えないようにしましょう。
中川家のネタ
ラグビーネタでおなじみの中川家。
おもしろいネタがありました。
まとめ
ノットリリースザボールは内容も見た目もわかりやすい反則で、かつ、頻繁に起こる反則なので割とすぐに理解することができるかと思います。
「倒れたらボールを離す」
まずはこれだけ覚えておけば問題ないでしょう。
それでは、ラグビー観戦を楽しんで下さい!
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