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ラグビーラインアウトを4項目に分けて徹底解説

フォワード、特にロックの花形であるラインアウトは、最高到達点が4メートルを超えるといわれています。ラグビーにおける高さの頂上決戦が、ラインアウトです。

ラグビーワールドカップ2019年大会でセットプレーが注目されましたが、スクラムと違いラインアウトは参加する人数が変わるなど形式が一定でなかったり、詳しいルールが解説される機会が少ないためラインアウトについてよく知る人は少ないと思います。

そこでこの記事では、ラインアウトのルールとラインアウトの戦略を、ラグビーファン歴10年の私が解説します。

  • ラインアウトとは?
  • 各ポジションのラインアウトでの役割
  • ラインアウトの戦略
  • ラインアウトの反則

上記の順番で説明していきます。

2分ほどで読むことが出来て、ラインアウトのルールを知るとともにラインアウトの疑問が解消できますのでぜひご一読ください。

ラグビーのラインアウトとは?空中戦のセットプレー

ラインアウトとは、ボールがタッチラインの外に出たときに試合を再開するセットプレーです。

空中戦のセットプレーで、両チームの選手が並び投入されるボールの争奪戦がおこなわれます。

ラグビーでラインアウトを取られる状況

ラインアウトは、プレーが継続されている状態でにボールが外に出たときや、ペナルティキックで外に出た時に取られます。

ボールを持った選手が外に出てしまったときもラインアウトが取られます。インプレー中は自陣22メートル以内から蹴ったときと自陣22メートル外でバウンドしてタッチラインを割ったときはボールが外に出た位置で再開し、自陣22メートル外でノーバウンドでタッチラインを割った場合蹴った位置から再開します。

基本的にボールを出した側とは逆のチームのボールでラインアウトが再開されますが、ペナルティキックの場合はボールを出した側のボールで再開されます。

ラインアウト時に持ち上げるリフティングが一般的

ラインアウトは、スロワーがボールを投入するのに合わせてジャンパーをリフトする(持ち上げる)のが一般的です。

ラインアウト時の役割

ラインアウトは、ボールを投げ入れる人・ボールを取る人・ボール取る選手を持ち上げる人・ボールを取った選手からボールを受け取る人に分かれます。

スロワー

ラインアウトでボールを投げ入れる人が、スロワーです。主にフッカーがスロワーをしますが、特に決まりはありません。

ジャンパー

投入されるボールを取る人が、ジャンパーです。その名のとおり、ジャンパーはボールを獲得するためにジャンプします。

相手にボールを取られないように高い位置でボールを受けるため、ロックのポジションの選手がよく務める役割です。

リフター

ボールを取る人を持ち上げる人が、リフターです。ボールを取る人の前後に立ち、ジャンパーのふとももあたりをつかんで持ち上げます。

レシーバー

ボールを取った人からボールを受け取る人が、レシーバーです。ボールを受け取りバックスに展開する役割もあるため、基本的にスクラムハーフが務めます。

参加しない

ラインアウトから離れている選手は、ラインアウトがおこなわれる位置から10メートル以上離れてセットします。

ラインアウト時の駆け引きや戦略一覧

ラインアウトは、ボールが外に出たときから駆け引きが始まります。

ラインアウトに参加する人数を変えたり相手の戦略を事前に研究し、チームが有利になるよう試合を運びます。

ラインアウトに参加する人数を決める

ラインアウトは、オフェンス側が参加人数を決めることができます。

どのポジションの選手を参加させるか、何人参加させるかを決めて自チームがボールを取りやすい方法でラインアウトをおこないます。

クイックスローイング

クイックスローイングは、ラインアウトが形成される前に外に出たボールを投げ入れるプレーをいいます。

クイックスローイングは、次のときに可能です。

  • ラインアウトの形になっていない
  • 外に出たボールをプレーする選手以外が触っていない
  • ボールが交換されず、外に出たボールをそのまま使う

自チームのボールで再開できるため、クイックスローイングはロングキックなどで奪われた陣地を回復するのに役立ちます。

サインを複雑にする

ラインアウトで誰がジャンパーを務めどの位置で上げるかは、サインによって決めます。

サインがバレバレだと相手にボールを投げ入れる位置を読まれてしまうため、サインを複雑にし相手に読ませないようにします。

ジャンプしない

ラインアウトは基本的にジャンパーを飛ばせ高い位置で確保しますが、裏をかいて最前列の選手に投げ入れるプレーがあります。

最前列の選手が後ろを振り返りスロワーのボールを受け取ってそのままゲインしたり、スロワーにボールを返してスロワーがゲインする戦略です。

モールを形成する

ラインアウトでボールを確保し、そのままモールを組みます。

トライを取るために、敵陣深くでのラインアウトでよく用いられる戦略です。

ラグビーのラインアウトの反則について

ラグビーのラインアウトの反則は、次のとおりです。

ラインアウトの反則は多くの種類がありますが、基本的にズルしたときか、相手の邪魔をしたときにとられます。

次の反則が起きた場合、相手チームのスクラムかラインアウトで再開します。

ノットストレート

スロワーが、ボールを味方と相手の中心に投げ入れなかったときに取られる反則をいいます。風の影響でボールがラインアウトの中心から逸れてしまった場合も、反則となります。

スロワーの投入位置の反則

スロワーが、タッチラインを踏んだりタッチラインの内側に足が位置したままスローイングをすると反則が取られます。

次の反則が起きた場合、相手チームのフリーキックで再開します。

ノット1メートル

ラインアウトに参加する選手が、相手選手と1メートル以上間隔をあけていないときに取られる反則をいいます。

ノット5メートル

ラインアウトの最前列に位置する選手が、タッチラインから5メートル以上離れていないときに取られる反則をいいます。サイドラインから5メートルの位置に描かれているラインより前に足を出すのは禁止です。

ウエストオブタイム

ラインアウトの開始を、故意に遅らせたときに取られる反則をいいます。ボールが外にでたときは、速やかにラインアウトのプレー位置に集まる必要があります。

試合終了間際に時間稼ぎのためにゆっくりプレー位置に集まったり、シンビンで一時退場している選手が復帰するために時間を稼ぐのは禁止です。

アーリーサポート

ラインアウトにボールが投入される前に、選手を持ちあげる反則をいいます。選手を持ち上げ続けて相手の邪魔をするのは禁止です。

スローイングのフリ

スロワーが、投げるフリをしたときに反則が取られます。

ラインアウトの参加人数が多い

ディフェンス側のラインアウト参加人数が多いときに反則が取られます。

ラインアウトから選手が離れる

オフェンス側のラインアウトに参加する選手が、ラインアウトの列から離れたときに反則が取られます。

次の反則がおきた場合、相手チームのペナルティキックで再開します。

ディレイザスローイング

スロワーが、ボールを投げ入れずに故意にラインアウトの進行を遅らせる反則をいいます。

オブストラクション

相手選手のディフェンスを邪魔したときに取られる反則をいいます。ラインアウトからモールを作る場合に、ボールキャリアを相手選手から隠し有利に進めようとするのは禁止です。

スローイングの妨害

タッチラインの5メートル以内にいる相手側の選手が、スロワーの邪魔をしたときに取られる反則をいいます。

ボール以外に働きかける

ラインアウトにボールが投入されたときに、相手選手のジャージや腕をつかみボール獲得の邪魔をすると反則が取られます。

クイックスローイングの妨害

ボールが外に出たときは、ボールが出た位置からクイックスローでフィールド内にボールを投入しプレーが再開できます。

クイックスローイングのときに選手がタッチラインから5メートル以内でスローイングを邪魔するのは禁止です。

ラグビーのラインアウトまとめ

ラインアウトはセットプレーのひとつで、試合を優位にすすめるために重要なプレーです。

ラインアウトにはボールを投げ入れてからボールを展開する一連の流れに多くの役割が存在し、各ポジションの選手が協力し合ってプレーをおこないます。

ラインアウトはルールが細かく決められており、相手の邪魔をしたりズルをすると反則が取られてしまうため、反則を意識する必要があります。

ラインアウトを有利におこなうために各チームがさまざまな戦略を取っているので、ラインアウトに注目してラグビーの試合をみるとより楽しむことができます。

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